【日病薬認定薬剤師試験範囲】糖尿病の病態及び薬物療法について勉強しよう!

日病薬病院薬学認定薬剤師認定試験範囲

今日は、hiyokoです。総合病院で薬剤師として勤務しています。

糖尿病ってどんな病気なの?

hiyoko
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生活習慣病の1つだね!若い人にも多い病気だよ!

順番に確認していきましょう!

糖尿病とは

糖尿病は、高い血糖が長期間持続する病気です。原因としては、運動不足や過食、肥満、加齢、遺伝的要因等が考えられます。通常私達の体では、血糖が高くなった時に膵臓で「インスリン」というホルモンが作られます。インスリンは血糖を下げる働きをしています。

しかし、糖尿病の人は、何らかの理由で、インスリンが出なくなったり、インスリンが働きにくい環境になっています。

糖尿病はインスリンの状態によって1型と2型に分けられます。

1型糖尿病→インスリンがほぼ出ていない(インスリン分泌能の低下)

2型糖尿病→インスリンが働きにくくなる(インスリン抵抗性の増大)、インスリンが出にくくなる(インスリン分泌能の低下)

糖尿病の型によって違いがあるんだね!

hiyoko
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治療するお薬の種類も変わってくるよ!

治療の際には、糖尿病の型や身体の状態、服薬アドヒアランス等に合わせて適切なお薬を選択していきます。

糖尿病の薬物療法

糖尿病薬は、主に以下の効能を目標とした薬に分けられます。

  1. インスリン抵抗性の改善
  2. インスリン分泌能の改善
  3. 慢性的な高血糖の改善

2025年4月現在は以下の通りとなっています。

インスリン抵抗性を改善する薬

  • ビグアナイド(BG)薬:メトグルコ錠、グリコラン錠
  • チアゾリジン(TZD)薬:アクトス錠

インスリン分泌を促進する薬

  • テトラヒドロトリアジン(グリミン)系薬:ツイミーグ錠
  • DPP-4阻害薬:テネリア錠、ジャヌビア錠、等
  • GLP-1受容体作動薬:オゼンピック皮下注、トルリシティ皮下注、等
  • GIP/GLP-1受容体作動薬:マンジャロ皮下注
  • スルホニル尿素(SU)薬:グリミクロン錠、グリメピリド錠、等
  • 速効型インスリン分泌促進(グリニド)薬:レパグリニド錠、グルファスト錠、等

その他、インスリン自体を補充する目的でインスリン製剤も使われます。

慢性的な高血糖を改善する薬

  • αーグルコシダーゼ阻害薬:ベイスン錠、セイブル錠、等
  • SGLT2阻害薬:ジャディアンス錠、フォシーガ錠、等

まとめ

糖尿病は年齢問わず発症する可能性のある、私達に身近な病気です。忙しい中ではありますが予防の為にも、食事や運動などに気を配っていきましょう。

以上、hiyokoでした^^

以下の項目の試験対策としてまとめました。

日病薬病院薬学認定薬剤師認定試験 出題基準
Ⅴ-2:疾病・薬物療法
疾患の病態及び薬物療法について理解している。
●糖尿病

記事を作成するにあたり、以下の書籍・資料を参考にしています。

  • 治療薬ハンドブック2025 薬剤選択と処方のポイント,じほう, 2025
  • 各薬剤添付文書、インタビューフォーム

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